建築パースの外注を解説!メリット・費用・流れ・業者選びを解説

建築パースを外注する業者の選び方

建築パースを制作する際は、「外注と内製化では費用や品質に違いがあるのか」「自社に適した方法を知りたい」を悩むものです。そこで本記事では、建築パースを外注するメリット・デメリットを解説します。内製化との違いや外注する費用・流れ・業者の選び方もまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

建築パースを外注すべきか?

建築パースを外注すべきか?

建築パースの外注にはメリット・デメリットがありますので、理解したうえで判断することが重要です。ここでは、建築パースの外注を判断できるように、メリット・デメリットと内製化との違いについて詳しく解説します。

メリット

建築パースの外注には、専門性の高いクオリティを短期間で得られるという大きなメリットがあります。パース制作会社は建築分野に特化したスタッフや専用ソフトを活用しており、リアルな質感の表現や光の描写など、プロならではの仕上がりが期待できます。

さらに、自社で制作する時間を削減できるため、コア業務に集中できる点も外注するメリットです。例えば、設計図面が揃っている状態であれば、外注先や枚数などによっては数日〜1週間程度で商談に使えるパースを仕上げてくれます。

したがって、建築パースの外注は、「品質向上」と「時間短縮」を両立できる方法です。

デメリット

建築パースを外注するデメリットは、「費用の発生」と「細かい修正時間の必要性」です。なぜなら、社外の制作会社に依頼するため、修正依頼や追加資料の提出などを都度調整する必要があるからです。

また、コミュニケーション次第では、思った通りのイメージに沿った仕上がりになるまで時間がかかります。さらに、急ぎの案件や複雑な構造の建物では、追加料金が発生することもあります。依頼前の打ち合わせで要望と目的を丁寧に伝えることで、仕上がりのズレを減らすことが可能です。

最終的には、「費用よりも品質やスピードを優先できるか」が判断のポイントです。

内製化との違い

建築パースの外注と内製化では、費用や時間、クオリティ、コミュニケーションなどに違いがあります。

パースの制作方法外注内製化
費用依頼ごとに費用が発生するが、スポットで利用できる人件費・CGソフト・PC購入費などが必要になる
時間短納期の相談にも乗ってくれる社内の事情によっては、遅れが生じる
クオリティ専門スタッフによる高品質を期待できる担当者のスキルに左右される
コミュニケーション希望条件や修正内容が伝わりづらいときもある急な変更や微調整がしやすい

日常的に大量の建築パースを制作する企業には内製化も外注も適していますが、必要なときだけ高品質なパースを依頼したい企業には外注が向いています。

建築パースの外注費用

建築パースの外注費用

建築パースを外注する費用は、建物・内装空間の種類やパースのクオリティなどによって大きく変わります。ここでは、外注費用の相場と追加費用の発生条件、費用を抑えるコツをわかりやすく解説します。

相場

建築パースの外注費用は、1カット3万〜10万円程度が相場です。住宅・店舗・大型施設といった建物の規模や内装空間の複雑さ、パースのクオリティなどによって、建築パース制作の作業量が変わるため、手間に応じて料金が変動します。

たとえば、本コラムを掲載しているシカクビューでは、以下の単価でCGパース制作を承っております。

制作の方法CG手書き
費用の単価・スタンダード1カット4万円~
・ハイクオリティ1カット8.5万円~
1枚6万円~
制作期間の目安・スタンダード1カット5営業日~
・ハイクオリティ1カット7営業日~
1枚7営業日~

以下のページで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

追加費用の発生条件

建築パース制作の追加費用は、「作業量が増える場合」や「想定外の修正が必要な場合」に発生します。モデルデータの作成や質感の設定、ライティング、レンダリングといった工程があり、途中で大きな仕様変更が入ると修正が必要になるためです。

具体的には、以下のようなケースが追加料金の対象になります。

  • 短納期の希望
  • 特殊な表現やデザインの希望
  • 図面の差し替えや新しい仕様の追加
  • 装飾(外構や周辺環境など)の追加
  • 納品後の大幅な表現・デザインの変更

なお、「制作中の修正回数」が定められている制作会社では、規定回数を超えると追加料金が発生します。見積もり段階で、修正回数の上限を確認しておきましょう。

費用を抑えるコツ

建築パースの費用を抑えるコツは、「資料を整えてから依頼すること」や「作業範囲を明確にすること」などです。

情報不足や曖昧な指示があると制作会社とのやり取りが増え、結果的に修正回数や作業量が増加してしまいます。依頼前には、最新の図面データや使用したい素材や色、アングルや構図などの希望条件を整理しておきましょう。

さらに、複数の制作会社に見積りを依頼して比較するのも有効です。パース制作会社によって料金体系が異なるため、同じ制作内容でも価格差が出ます。

建築パースを外注する流れと納期

建築パースを外注する流れと納期

建築パースを外注でスムーズに制作できるように、依頼前の準備から納品までの手順を理解しておくことが大切です。ここでは、一般的な外注する流れと納期の目安をわかりやすく説明します。

依頼内容の整理(要件定義)

建築パースを外注する前には、「何を作りたいのか」を明確に整理することが重要です。

要件が曖昧なまま依頼すると、制作会社とのやり取りが増えて納期が遅れたり、意図しない仕上がりになったりするリスクが高まります。「外観パースか内観パースか」「CGか手書きか」「季節感を出したいか」「照明を強調したいか」といった内容を整理しておくと、制作会社が方向性を掴みやすくなるのです。

制作の目的やターゲット、完成イメージなどの要件を定義しておくと、スムーズに制作を進められます。

必要資料の準備(図面・仕様書など)

建築パースの外注には、図面や仕様書などの資料が必要です。図面情報に基づいて建物や内装空間などを立体化するため、資料が不足していると誤差が生じ、修正回数や作業時間が増えてしまいます

以下のような資料が揃っていれば、制作が正確かつ早く進みます。

必要資料の種類具体例
図面のデータ平面図・立面図・断面図・屋根伏図など
仕様書図面に明記されていないアングル・素材・設備・色・仕上げ方など
写真・カタログ建物の周辺環境や内装空間の設備・家具など

必要資料の準備は、早く正確に制作してもらうための重要なステップであり、外注費用を抑えるためにも重要です。

見積りと契約

見積りと契約は、建築パース制作の依頼内容と費用を明確にする重要な工程です。

制作内容・修正回数・納期・追加料金の発生条件などを確認しないまま進めると、制作後に「想定外の請求」や「納期の遅れ」などを引き起こしやすくなります。見積りを依頼する際に精度の高い金額を提示してもらうためには、準備しておいた必要書類を添えて希望条件を詳細に伝えることが重要です。

契約前に制作条件を明確に確認することで、安心して外注を進められます。

制作・修正と納品

契約を締結すると、ラフの確認から修正、納品という流れで制作が進みます。ラフの制作で色味・アングル・素材感などを確認しながら、3〜4回の修正を前提に微調整を加えることが必要です。

依頼から見積もり、契約、制作、納品までには、1カットの建築パースなら「制作着手後から約1週間前後」で済みます。高品質なパースや大規模建築物の複数カットなどを依頼すると、数週間~1か月以上が必要です。

制作会社とのやり取りを丁寧に行うことで、完成度が高く納期にも遅れずにパースを制作できます。

建築パースを外注する業者の選び方

建築パースを外注する業者の選び方

建築パースを外注する際は、業者の選び方で仕上がりの質や納期、費用が大きく変化します。ここでは、制作実績と得意分野、見積もり内容と料金体系、納期・修正の条件、コミュニケーションの質などのチェックポイントをわかりやすく解説します。

制作実績と得意分野

外注する業者を選ぶときは、「どのような建築パースを得意としているか」を必ず確認しましょう。なぜなら、制作会社ごとに、住宅・商業施設・マンションなどの得意分野が異なるからです。

制作会社の実績と依頼内容が合わないと、イメージ通りの仕上がりを実現しづらくなるため注意しましょう。例えば、戸建て住宅の外観パースが得意な制作会社と商業施設のライティング表現に強い制作会社では、表現の方向性や再現力が異なります。

過去の制作事例やポートフォリオを確認することで、希望するテイストに近い制作会社を選びやすくなります。得意分野が明確で制作実績が豊富な業者を選ぶと、仕上がりのミスマッチを防ぎやすいです。

見積り内容と料金体系

見積り内容と料金体系を細かく確認することは、建築パース制作のトラブルを避けるために重要です。修正回数やレンダリングの品質、納品形式などの要素が、料金に影響を与えます。

契約条件を把握しないまま依頼すると、追加費用が発生しやすくなります。例えば、同じ外観パース1カットでも、「修正は何回目から有料か」「アングルの変更は無料か」「周辺環境(外構・街並みなど)の描写は基本料金に含まれるか」などで合計費用が大きく変わるのです。

自社に適した制作会社を選ぶためには、契約前に料金体系を把握し、複数の見積もりを比較することがポイントです。

納期・修正の条件

納期・修正の条件を確認することは、外注後のトラブルを防ぐために欠かせません。制作会社によって、納期の目安や修正対応の回数・スピードが異なります。

特に、短納期や修正の依頼に対しては、各制作会社の対応に大きな差が出ます。制作会社ごとに、「1カットの制作に1週間程度」「2回目の修正まで無料」などの基準を設けているからです。

制作会社によっては、特急対応の追加料金が必要だったり、修正対応が有料になったりします。建築パースを外注でスムーズに制作するためには、依頼前に「ラフの提出日」「無料の修正回数」「追加費用の発生条件」を確認することが重要です。

コミュニケーションの質

外注する際は、「相談や質問への対応が丁寧かどうか」も非常に重要です。建築パースの制作には細かなニュアンスの共有が必要で、コミュニケーションの質が仕上がりの精度を左右します。

例えば、返信が遅い業者や質問に対して曖昧な返事しかしない業者に外注すると、共通認識のズレが起きやすく、修正回数が増えて納期が延びるリスクが高くなります。一方で、丁寧にヒアリングを行い、提案内容が的確な業者なら、安心して任せやすいです。

対応が早く、説明がわかりやすく、意図を汲み取ってくれる業者を選ぶことで、納品物に対する満足度が高くなります。

建築パースは信頼できる業者に外注しよう

信頼できる業者に建築パースを外注すれば、品質が高く納期を守った制作を実現しやすくなります。建築パースの用途や予算などに合った業者を選び、安心して制作を任せましょう。

シカクビューでは、用途や設計の意図に適した建築パースを制作しています。CGパースはもちろん、手描きパースや作図、照明のシミュレーションなど、お客様の幅広いニーズに応えるデザインをご提案します。外観や内観、照明などに精通したパースの制作会社を探している方は、ぜひご相談ください。

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